新型コロナウイルスで大きく変わった消毒事情

新型コロナウイルスの世界的な拡大は国内、そして世界の常識を一変する事態となりました。
外出時にはマスク、入店時には消毒。
需要が急激に高まったことで医療機関やご家庭などに必要な量が行き渡っていない状態が続いています。

コロナ禍における消毒用品事情についてはコチラの記事で詳しく解説しています。↓
コラム:【新型コロナウイルス】消毒用アルコール不足と現状

消毒用エタノール不足の解決の糸口、酒蔵の高濃度エタノール

アルコール不足により厚生労働省は特例として医薬品や医薬部外品でない高濃度エタノールも手指消毒に代用できるとしました。

今回は、メイプル名古屋で新しく取り扱うことになった『千利休高濃度エタノール78』という酒蔵が作った高濃度エタノールについてご紹介していきます。

利休蔵について

かつて日本有数の酒どころだった、大阪 堺市

現在の堺市は金属製品製造業や機械製造業などの工業分野が盛んです。しかし、大正時代までは製造業の第一位は酒造業が占めていました。
江戸時代の初めには京都、大阪、奈良と並んで堺は全国的な酒どころだったのです。

しかし、大正時代をピークに昭和に入ってからは堺の酒造業は下降していき、明治時代には100軒近くあった酒造所は、水不足や大阪大空襲などの影響により衰退をしていきました。
そしてついに昭和46年を最後に堺から酒蔵は消えてしまいました。

“堺の地に酒蔵を。” 44年ぶりの酒蔵復活

“堺の地に酒蔵を”と決意し、2014年に酒造免許を取得し、44年ぶりに堺に酒蔵が復活しました。
元々ある酒蔵と違い、ない場所に酒造会社を設立し酒類の免許を取得することは大変困難な道のりです。
しかし、歴史と伝統のある元の酒蔵を知る同業者などの協力もあり、堺泉酒造(さかいいずみしゅぞう)有限会社として見事復活を果たしました。

「千利休」に込められた想い


堺市出身の茶人で茶の湯を確立した利休翁の名を借りて、商品に「千利休」を名付けました。
この美しいラベルはNHK大河ドラマ「新選組!」などを手掛けた書家、荻野丹雪氏が書き下ろしました。

今できることを、ひたむきに

そんな悲願の想いで生まれた『千利休』は今、日本酒として以外に別の形でも日本のために動いています。

それは、消毒用エタノールの代用となる高濃度エタノール製品としてです。

令和2年4月22日、厚生労働省は『高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替品として用いても良い』と特例を出しました。

~利休蔵からのコメント~
● 酒蔵のできることを、ひた向きに ●
「消毒用エタノール」の需要が逼迫している現在の状況の改善に寄与できることはないかと考え
この製品を製造するはこびとなりました。
また、同製品は地元堺市の危機管理室に寄贈致します。

本製品は医薬品や医薬部外品ではありませんが、消毒用エタノールの代替品として手指消毒に使用することが可能です(※A)。
また、「飲用不可」と表示するなど一定の要件を満たすことで、酒税が含まれない手頃な価格で供給することが可能となりました(※B)。
※A:新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(厚生労働省:令和2年3月22日)
※B:新型コロナウイルス感染症の発生に伴う「高濃度エタノール製品」に係る酒税の取扱いについて(国税庁:令和2年5月1日)

『千利休』高濃度エタノール78

製品概要

・商品名:千利休 高濃度エタノール78
・品目:高濃度エタノール製品(飲用不可)
・アルコール度数:78%
・原材料名:原料用アルコール、水、グリセリン、香料
・製造販売:有限会社 利休蔵(大阪府堺市堺区甲斐町西3丁3-4)
※香料は酒造上必要なためごく少量含まれておりますが香るほど含まれておりません。
本商品は通常のエタノールと同じようなアルコールのツンとした匂いがあります。

大容量10Lとジャストサイズの500ml
大容量の10リットルサイズ!

千利休
千利休 高濃度エタノール78 【10L】

業者向けの大容量サイズはグレーの遮光ボトルに入っているため長期保存に向いています!
※こちらの商品にコックはついていません。

すぐに使える500mlタイプ


千利休 高濃度エタノール78 【500ml】 ※ポンプ付き


千利休 高濃度エタノール78 【500ml】 ※本体のみ(ポンプ無し)

グループ院など多数店舗がある治療院様に大変オススメです。

消毒用品は一時期に比べると少しずつ入荷するようになってきました。
まだまだこれまで通りの販売ができるようになるのは先ですが、
供給の安定性のある高濃度エタノールも必要に応じて使い分けていきましょう。