これから施術所を開業しようと計画している方はもちろんのこと、すでに施術所を開業している方にとっても、整体ベッドの選び方はとても重要です。

なぜなら、整体ベッドと施術スタイルが合っていないと、施術の効率が悪くなるだけでなく、施術師の身体への負担も増してしまうからです。そこで今回は、施術スタイル別におすすめのベッドを6つ紹介します。

整体ベッドを選ぶ際のポイント

ポイント

整体ベッドを選ぶ際には、外せないポイントがいくつかあります。

ベッドの高さや幅など

整体ベッドを選ぶ際の1つのポイントが、ベッドの高さ長さです。自分の身長に合ったベッドの高さでないと、施術時に身体への負担が増しますし、効果的に押圧を加えることができません。

ベッドの幅が狭いと、患者さんが身体の向きを変えるときに、ベッドから落ちるリスクが高くなります。反対に幅が広すぎると、施術しづらくなるというデメリットがあります。

ベッドの長さに関してはそれほどこだわる必要がありませんが、身長の高い患者さんが多く来られるようであれば、足元の部分をスライドして伸ばせるようなベッドを選ぶとよいでしょう。

クッション部分の固さ

整体ベッドにはクッション部分が柔らかいもの、ある程度の反発性があるものと、大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

クッション部分が柔らかいベッドは、患者さんが横になったときにある程度沈むため、リラックスして施術を受けられます。

ただ、背骨の矯正などをおこなう際、患者さんがベッドに沈み込んでしまうと、思ったような矯正効果を得られないというデメリットがあります。

一方、反発性が高いベッドの場合、効率よく患者さんの身体に矯正を加えられるのがメリットです。ただ、患者さんの快適さという点ではクッション部分が柔らかいベッドに劣ります。

価格

整体ベッドの価格はピンキリなので、ベッドを選ぶ際の1つのポイントになります。

最近は安くてしっかりしたベッドも販売されていますが、あくまでも施術スタイルに合ったベッドで、手ごろな価格のものを選ぶとよいでしょう。

施術スタイル別おすすめの整体ベッド

整体ベッド スタイル

整体ベッドを選ぶ際には、やはり自分の施術スタイルに合ったベッドを選ぶことが重要です。

骨盤矯正を中心におこなう場合

骨盤矯正を中心とした施術をおこなうのであれば、患者さんの身体がベッドの上で滑らないものを選びましょう。

特に骨盤を下から圧迫するような矯正をおこなう場合、患者さんの身体が滑ると、力をうまく骨盤に伝えることができません。

ベッドの上にバスタオルを敷けば、ある程度の滑りを抑えられますが、患者さんの肘を置く台があると、さらに矯正効果を高めることができます。

また、腰椎に対する矯正法であるランバーロールをおこなう場合、ベッドの幅があまりに狭いと、患者さんの身体が安定せず矯正しづらいです。そのため、最低でも60cm程度はあるベッドを選びましょう。

頚椎や顎関節に対する矯正もおこなう場合、頭の位置を変えられるベッドがおすすめです。患者さんの頚椎アーチは人それぞれなので、頭の位置を上げることで、患者さんがリラックスして施術を受けられます。

リラクゼーションが中心の場合

整体師さんの中には無駄なマッサージ類似行為をおこなわないという方もいますが、患者さんとしては、せっかく施術を受けるのであれば、リラクゼーション効果も期待するものです。

その場合、筋肉を心地よくほぐすような施術をおこないますが、そんな時には患者さんがリラックスできるよう、ある程度のクッション性のあるベッドがよいでしょう。

クッション性のあるベッドだと患者さんがリラックスできるのはもちろんのこと、クッション部分に患者さんの体温がこもるため、身体を冷やさないという効果も得られます。

カイロプラクティックもおこなう場合

整体ベッドの中には、カイロプラクティックの施術に適したベッドがあります。それがトムソンベッドです。身体のゆがみを取り、自然治癒力を向上させる効果が期待されています。

整体やカイロプラクティックの施術目的は、頚椎、胸椎、腰椎といった各椎骨、並びに骨盤のバランス調整です。

トムソンベッドは頚椎・胸椎・腰椎・骨盤にあたる部分が独立してわずかに上下する構造となっており、わずかな力を最大限、身体のゆがんだ部分に伝えられるように作られています。

矯正を加えたときに大きな音が鳴るので、はじめは驚かれる患者さんが多いのですが、痛みもなく安全な施術なので、小さな子どもからお年寄りまで安心して施術を受けられます。

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高齢層の患者さんが多い場合

高齢層の患者さんが多く来られる施術所や、施術師自身が高齢の場合、自動でベッドの高さを変えられる整体ベッドや、自動でリクライニング出来る整体ベッドがおすすめです。

高さを自動で変えられると、患者さんがベッドに上り下りしやすいですし、押圧を効率よく加えられるので、施術効果を高めることも期待できます。

自動でベッドをリクライニングできれば、筋力の弱い高齢患者さんであっても、楽にベッドから降りることが可能です。

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出張整体もおこなう場合

整体師さんの中には、出張しての施術を請け負っている人もいれば、出張整体を専門にしている人もいます。そんな方は折りたたみタイプの整体ベッドが必須でしょう。

最近は折りたたみベッドの強度も上がっており、なおかつ軽量化も実現されています。女性でも持ち運びできる程度のベッドが比較的安価で販売されているので、出張整体はもちろん、セカンドベッドとして利用するのもおすすめです。

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鍼灸治療もおこなう場合

鍼灸治療をおこなう場合、患者さんを長時間うつぶせにしたり、仰向けにしたりする必要があります。そのため、患者さんがリラックス出来るようなベッドを選ぶとよいでしょう。

うつぶせの状態で施術をするときには、顔のところに穴のあいた有孔ベッドや、顔を安定して固定できるカイロベッドがおすすめです。仰向けで施術をおこなうときにも、頭を安定させられるカイロベッドがおすすめです。

整体ベッドと一緒にあると便利なアイテム

おすすめ アイテム

この記事を読まれている施術師さんの中には、「もうベッドを買ってしまった」という方もいると思います。

そんな方でも、次に紹介するアイテムを利用すれば、施術所にある整体ベッドの弱点を補うことができます。

フェイスマット

カイロベッドや有孔ベッドの場合、患者さんは楽に呼吸できますが、通常のフラットなベッドの場合、顔を横に向けるなどしないと楽に呼吸ができません。

そんなときにフェイスマットがあれば、フラットなベッドでも楽に呼吸をすることが可能となります。また、フラットなベッドで患者さんを仰向けにさせるときに、フェイスマットがあれば頭の位置を固定できます。

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バストマット

フェイスマットがあれば、フラットなベッドでも患者さんが楽に呼吸できるのですが、胸の下に引くバストマットがあると、さらにリラックスした状態で呼吸ができます。

また、患者さんが腕を身体の横に置きやすくなるため、より楽な姿勢で施術を受けることができます。

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ベッドカバー

整体ベッドは決して安価なものではないので、ベッドカバーして長持ちさせましょう。また、ベッドカバーをすることで、保温効率を高められます。

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SOTブロック

SOTブロックは、カイロプラクティックなどで骨盤矯正をおこなうときに、患者さんの身体の下に置いて使用するブロックです。

複数個のブロックを工夫して置くことで、どのような骨盤バランスの患者さんであっても調整することが可能です。

また、SOTブロックを使えば、ある程度の時間患者さんから手を離せるため、施術師の身体への負担を減らすこともできます。

ブロックボード

ある程度の反発性がある整体ベッドであれば問題ないのですが、クッション性の高い整体ベッドの場合、背骨などを矯正するときに患者さんの身体が沈んでしまい、矯正の圧が逃げてしまう恐れがあります。

そんなときにブロックボードがあれば、効果的に矯正をおこなうことが可能です。ブロックボードを患者さんの身体の下に引くことで、圧を逃すことなく矯正ができます。

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施術スタイルに合った整体ベッドで施術の効率を高めよう!

・整体ベッドを選ぶ時には高さを意識する
・クッション部分の柔軟性も施術効率や患者さんの快適度を左右する
・整体ベッドは施術スタイルに合せて選ぶのがおすすめ
・すでに整体ベッドを購入している場合は便利なアイテムで弱点を補う

施術スタイルに合ったベッド整体ベッドを選ぶことで、施術の効率を高められるだけでなく、施術師自身の身体への負担を減らすことも可能となります。

すでに整体ベッドを購入してしまったという方は、今回紹介した便利なアイテムを利用して、ベッドの弱点を補うようにしてください。