こんにちは、メイプル名古屋です。
いつもブログをご覧頂き本当にありがとうございます!

今回は、長く患っていたうつ病を鍼灸治療で克服し、
鍼灸師となった三重県四日市市の「まな鍼灸堂」の院長・米倉まな先生の体験談です。
是非ご覧頂きたい内容になっています。

「まな鍼灸堂」院長・米倉 まな先生の体験談です

小さいころから「良く気の付く子」でした

起きる事は全て正しい。

これが、私の”座右の銘になっています。

私は小さな頃から『良く気の付く子だね』と褒められて育って来ました。
その褒め言葉はいつしか、気の付く良い子であろうとするようになり、周りの全てに気を配る人になっていました。

中学2年生で不登校、高校でも1ヶ月ほど学校に行けなくなったりしました。
高校卒業後は好きな仕事に着いたのですが、長続きしませんでした。
仕事では色んな事に気がついてしまうのでほかの人よりもひと手間かかり、勤務時間も当時は13時間から17時間となっていました。
その為必然的に睡眠不足になります。

また、一人暮らしの為食事もコンビニで済ませて空腹を満たせばいいという生活。

うつ病の症状が現れる

そのうちに不安、寝つきが悪い・目が覚めるといった入眠障害、動機、やる気が出ない、疲労感が取れない…など症状が出始めました。
一度治ったと思っても何度も繰り返す症状を診てお医者さんに言われた言葉が呪いのように突き刺さりました。

「あなたは一生治らないよ」
「一生子供を産めないよ」

押し寄せる不安

とにかく、外出が漠然と怖い。
動機がしたらどうしよう。
倒れてしまったらどうしよう。
いっそ消えてしまいたい。
死ぬのは怖いから、消えてしまいたい。

このまま、先が見えない状態で本当に私は他の病気をかかえているのではないのか?

医者不信にもなり、自分の気に入る・納得する診断を求めてドクターショッピング(沢山の病院を回ること)を繰り返しました。

そして3つの病名

最初は原因は不明と言われましたが年々うつ病、パニック障害、自律神経失調症と病名が沢山着いて、薬の量もうつ病お付き合い8年目には1日30錠ほど飲むようになっていました。

その頃2年の交際を経て結婚をするのですが、事情により1週間程で家を飛び出しました。

半年後離婚が成立するまでには4日ほど水しか取れず、母親になんとかご飯を食べてくれ、と泣きながら土下座された事を覚えています。

しかし、口に入れても身体が受け付けずに嘔吐をしてしまうのです。

鍼灸との出会い

見かねた母が、私を地元の鍼灸院へ連れて行ってくれました。

以前、肩こりで鍼灸院にいったことはありましたが、今まで沢山の病院や自律神経を整える整体に行ってきたので正直期待していなかったのが本音です。
鍼灸院では中医学を中心に使われていて、柔らかい刺激で治療をしてくださいました。

「あなたのような人は、沢山みえてますよ」

この言葉に安心できたことを覚えています。

回復へ

治療後、とてもスッキリとした気持ちでした。

そしてその後、驚きの回復力を私の体はみせてくれるのです。
1日30錠ほどの薬は、離脱作用という依存性からやめるとだるくなって動けなくなる事も多く、精神系のお薬が断薬が難しい原因となっています。
たった数回鍼灸のお陰で前向きになった私は、ある日薬を飲み忘れてしまいました。

この量の薬の突然の断薬は、やってはいけないと言われている事であり、通常断薬は少しずつ減らしていきます。
しかし、起きると思われていた離脱作用も特に起こらず、すんなりと私は薬を断薬しました。
(おススメ出来ません)すごい回復力だったと感じています。

鍼灸専門学校へ

それからは「何故鍼灸が私に効いたのか知りたい、またぶり返したくない!」という気持ちが湧き、鍼灸専門学校へ行く事を決意しました。
28歳からの入学は最初は不安もあったものの、クラスメイトは明るく元気で、今までの友達ともジャンルが違い悩まない子が多かったです。

1年生の頃はその能天気さに実はイライラした事もありましたが、2年生の頃には見習うべき所も多く、『こうあるべき』という考え方から私はだんだんと解放されていきました。

苦しい時代があったからこそ、勉強中もなるほど!あの時の私はそうだったのか、とか
だからパニック発作が起きたんだ、とか
納得出来る事が多かったです。

これが、高校卒業してすぐに鍼灸専門学校に行っていたら、ここまで勉強を楽しく感じることも出来なかったでしょう。
鍼灸との出会い、そしてクラスメイトとの出会いが私を変えてくれたと感じています。

この経験を同じ病気を患う方のために役立てたい

うつ真っ只中にいた時に心の支えにしていた言葉。

「起きる事は全て正しい。この経験はいつか必ず誰かの役に立つ。」

今私はメンタル鍼灸という名前を掲げ、心の支えにしていた言葉通りに精神疾患とされる患者さんの治療をメインに三重県四日市市にて開業しています。

私はうつやパニック障害は心の病気だと私は捉えていません。
性格的に、5人に1人いるという、あらゆることに過敏に反応してしまう気質(HSP)をお持ちの方が多いです。
人よりちょっと、気がつくだけ。
人よりちょっと、見えるものが多いだけ。

ただの社会の役割分担なだけです。

この情報過多な時代は脳の処理が追い付かず、体も緊張して肩首が凝りやすく、それ故動悸、頭痛、過呼吸、不安感が起こり生きるのがしんどいことも多いです。
共通しているのが、充分に頑張っているのに人と比べてしまい、「私頑張って無いんです」という自己評価の低い方。
自分が我慢すればうまく回るんだという自己犠牲の強い方。
その一方で、「なんで自分にはできるのにあの人にはできないんだろう?」と言う方もみえます。

以前は私も、その一人でした。

全ての事に陰と陽があるように、そういう方は細かい事に気が付くので先回りして物事を進め、仕事ができる方が多いです。

私は鍼で自律神経を整えてもらい前向きになった為、デメリットだけに目を向けるのではなく、メリットに目を向ける事で自分を認められるようになりました。

起きている事は全て正しいのです。

ちょっと無理してるよ、という身体からのメッセージなだけです。
今は9年間、うつ病やパニック障害は出ていません。

しかし克服して人生楽しんだもの勝ちと気付いたとは言え、他の方よりも症状が出やすい気質だと思っている為、気をつけている事はあります。
ちゃんと睡眠を取ること。
ストレスを認知したら遠ざける事。
ご飯を美味しく食べる事。
今では、病気をやって本当に良かったと思っています。

同時に、沢山の苦しんでる人と会いたいです
うつやパニック障害は風邪等のようにすっきりと治った!と分かりやすくありませんが、克服出来ます。
個人差はありますが、いい時期をどんどんと伸ばしていけます。
少し落ちても大丈夫、そんな時もあるよと言う風に、これからも経験を活かして患者さんに寄り添ったサポートをし、「克服した人もいるよ」と体験を伝えていきたいと考えています。

米倉まな

米倉まな:はり師、灸師、「まな鍼灸堂」院長

日本良導絡自律神経学会 本部理事、日本健康創造研究会 世話役

高校卒業後入社半年頃から体調を壊し、うつ病、パニック障害、自律神経失調症を併発。
投薬療法を始め8年が過ぎた頃に鍼灸と出会い、1日30錠以上になっていた薬を断薬。
なぜ自分に鍼灸が効いたのかを知りたく、鍼灸専門学校に入学。
整骨院・病院勤務後に自身のうつ病経験を活かし、2015年まな鍼灸堂開院。
メンタル鍼灸を掲げ、患者に寄り添った治療を行っている。

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