「鍼灸院を開業したけど、新規の患者さんがなかなか来てくれない。」
 
鍼灸院の経営は、
① 新規顧客の獲得
② リピート率の向上
の2つの要素が必要になります。
 
この2つの中でも、やはり①新規顧客の獲得は、非常に重要であるということは、みなさん感じておられると思います。
そこで今回は、鍼灸院の新規顧客開拓のコツを、2回に分けてご紹介したいと思います。
実践していただければ、新規顧客開拓のお悩みを、解消する糸口になるかもしれません!
 
それでは、実施する難易度が低いものから順にお話ししていきますね!
 
◆地域のイベントへの参加
 
医院周辺の地域では、時期によっていろいろなイベントが開催されているのではないでしょうか。
 
もちつき大会、お祭り、小学校の運動会。
他にも、たくさんのイベントがありそうです。
 
実は集客に成功している先生は、こういったイベントに頻繁に顔を出していることが多いのです。
イベントの中で、地域の人達と関係を築くことで、後々その方がお客様として来院してくれます。
ただし、絶対にやってはいけないことがあります。
 
それは、鍼灸院を売り込んでしまうことです。
 
イベントに来ている人達は、そもそも鍼灸院の話を聞きに来ているわけではないのです
そんな時、急に鍼灸院の宣伝をされても、嫌悪感をもたれてしまう可能性が高いでしょう。
最初は、仲良くなるだけ。
 
その関係性を築くことができれば、もしお客様の健康状態に問題が起きて、治療の必要性が生じた時に、あなたの
鍼灸院が「一番目の選択肢」になるのです。
 
まだ、こうした地域のイベントに参加できていない方は、まずは参加してみる。
すでに参加している方は、鍼灸院を売り込んでしまっていないか、と考え直してみる。
 
まずは、実践してみてください!
 
◆チラシのポスティング
 
以前からある集客の手段としては、チラシのポスティングがあります。
 
最近は、多くの鍼灸院が、自院のwebサイトをお持ちです。
みなさんも、webサイトをお作りになりましたか?
 
webサイトは、医院の情報をまとめてみることができ、一般のお客様も情報をキャッチしやすくなります。
ただ、ひとつ絶対に忘れてはいけないコトがあります。
 
それは、
まずはあなたの医院を知らなければ、誰もwebサイトを見に来ない、
ということです。
 
「当たり前じゃないか。」
と言われてしまいそうです。
 
しかし、鍼灸院に限らず、多くの業種で、webサイトを「作った」ことに満足している企業様も
多くいらっしゃいます。
 
webサイトを作った後は、そのサイトが「見られる」努力をしなければなりません。
 
その一例として、チラシのポスティングを挙げさせていただきました。
 
このポスティングの際のコツは、チラシを投函する時に、インターホンを鳴らし、インターホン越しに簡単な挨拶
をすることです。
 
「インターホン越しに挨拶なんて、迷惑に思われてしまいそう。」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際のところ、簡単な挨拶程度でしたら、迷惑だと思わないという方がほとんどのようです。
たしかに、お客様の立場に立ってみれば、同じ地域で生活している人とは、嫌な関係になりたくないですよね。
 
今回は、ポスティングを例に挙げましたが、お伝えしたいことは、
「知ってもらう努力をする」
ということです。
 
知ってもらう、という目標を達成するための方法を考えてみれば、ポスティング以外の選択肢も浮かんでくること
でしょう。
 
知ってもらわなければ、あなたのwebサイトも見られることはありません。
まずは、知ってもらいましょう。
 
◆最後に
 
今回は、新規顧客開拓のコツとして、「地域のイベントへの参加」と「ポスティング」の2つをご紹介しました。
この2つに共通しているものは、何でしょうか?
 
つい先ほどもお話したとおり、この2つは、
「知ってもらう」
ということに焦点を当てた内容になっています。
 
それでは、知ってもらうことができれば、新規のお客様は来院してくださるでしょうか。
 
残念ながら、そういう訳にはいきません。
 
最近のお客様は、鍼灸院を「知った」後に、「調べる」という行動を起こします。
webサイトや口コミなどで、鍼灸院のことを調べます。
 
そこで、「この鍼灸院で受診したい。」という気持ちになって始めて、新規顧客ということになります。
 
それでは、この「調べる」という段階を乗り越えるには、どうすればいいのでしょうか?
次の記事で、お話ししますね!
「認知の後は、ロイヤリティ?鍼灸院の新規顧客開拓に必要なマーケティング戦略とは?