鍼灸・接骨院を経営しているみなさん!
自分の経営している会社の戦略について簡単に説明することはできますか?
 
経営には複雑な要素が相互に影響しあっているので、自社のとっているスタンスについて説明することは難しいという経営者の方も多いです。
 
 
しかし、スタッフや顧客に対して自社の戦略を説明することはマーケティング上、またはスタッフのモチベーション向上の観点からも重要です。
今回は3つの基本競争戦略についてご紹介します!
 
 
 
■3つの基本競争戦略とは?
 
基本競争戦略はハーバード大学教授のポーターが提案した戦略です。
ポーターは企業の収益性を高める戦略は基本的には3つしかないと唱えました。
 
 
・コストリーダーシップ戦略
コストリーダーシップ戦略は他の会社の追随を許さない低価格を実現することによって市場の主導権を握る戦略です。
この戦略によって市場の構造をひっくり返した例はいくつもあります。
 
例えば、航空業界は長らく、JALやANAといった歴史ある企業による寡占市場でしたが、サービス・設備に対する投資を極力削り、驚くべき低価格を実現したLCCが寡占市場をひっくり返しました。
この戦略は鍼灸院・接骨院に応用できる面もあるでしょう。
 
僕個人はコストリーダーシップ戦略はあまりお薦めできません。
 
僕がこの戦略を応用するのであれば、クイック鍼灸などを取り入れて鍼灸を広める為にも低価格、短時間でやっていきたいですね!^^
 
 
 
 
・差別化戦略
差別化戦略は既存のサービスに対して、自社独自の付加価値を加え、コスト競争から脱して収益性を高める戦略です。
接骨・鍼灸院に応用できる差別化戦略としてはブランド力、サービスの特徴、サービスのパッケージ化、サービスの種類、地理的なロケーション等を強化していくことが考えられるでしょう。
 
ここで重要なのは顧客の視点に立つということです。
いくら自分では価値があると考えていても、顧客にその価値があると感じられなければ意味がありません。
 
僕が経営するならこのスタイルにしていきたいです^^
 
 
 
・集中戦略
集中戦略とは特定のセグメントや地域に的を絞り、資源を大量に投入することでそのセグメントに対する競争優位性を確立することです。
 
資源を投入した後、コストリーダーシップ戦略か差別化戦略に移行していきます。
集中戦略を徹底して成功した企業は多くあります。
 
転職ヘッドハンター市場においても、ITエンジニアに絞った転職サイトや福利厚生を重視する方に絞ったヘッドハンターが人気となっています。
 
鍼灸・接骨院においてもセグメントを絞って、そのセグメントに的を絞ってサービスを展開し、ブランド力を付けていくことは有効な戦略であると言えます。
 
 
 
以上、ポーターの基本競争戦略についてご紹介しました!
基本競争戦略を上手に活用して、売上アップや店舗拡大を行ってみてくださいね!
 
少しでも先生方の経営のヒントになれば幸いです^-^
 
 
いつもご覧頂き本当にありがとうございます!
 
これからもメイプル名古屋を宜しくお願い致します。
 
 
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