「スポーツ外傷を持ってる学生も仕事で疲れている女性の方にも来て欲しいな。」
 
こんなことを考えていませんか?
新しく開業するならいろんな人たちに来て欲しいと思うものです。
ただ、そう思ってしまうと失敗の落とし穴があります。今回はそのターゲット選定についてのポイントをお話しします。
 
 
・二兎追う者は一兎も得ず!?
イメージしてみてください。先に挙げた例の通り、スポーツ外傷を持っている学生と仕事で疲れている女性の方が求めていることは同じでしょうか?
おそらく違います。
スポーツ外傷を持っている学生は、本格的な治療を求めているだろうし、そこに女性の方たちが通っていたら、「ここで本当に大丈夫なのか?」と不安に思ってしまうでしょう。
対して、仕事で疲れている女性の場合だと、リラクゼーションを求めているだろうし、そこにジャージを着た学生が通っていると店舗の環境からしてリラクゼーションが感じられるでしょうか?
このようにどちらかのターゲットを意識するとどちらかのターゲットに敬遠されてしまいますし、最悪の場合どちらのターゲットも来てもらえなくなります。
 
 
・選択と集中
以上のような例にならないように、どちらかのターゲットに絞り、定めたターゲットが求めていることに全力で応えることが必要です。これを「選択と集中」と言います。初めから欲張るのではなく、順を追って展開していきましょう。
 
これらのことが開業時のターゲット選定のポイントです。意識して準備してみてください。