前回の記事では、開業費用について簡単に説明させて頂きました。
そして今回の記事からは、1つ目の物件取得費についてお話します。
 
 
物件取得費とは、開業にあたり事業の場所である物件取得に要する費用のことで、これも大きく分けて3つに分かれます。
 
1.保証金(家賃8~10ヶ月分)
2.前家賃(家賃1ヶ月分)
3.仲介手数料(家賃1ヶ月分)   (*テナントなど店舗用物件の場合)
の3つです。
 
今回は特に、保証金について取り上げたいと思います。
 
保証金とは、借主が家賃を滞納したときの補填や、室内を汚してしまったときの修繕費に充てられるお金です。敷金のようなものですね。
 
契約する際、この特に大きな額の保証金には注意してください。
家賃6ヶ月分で足りる場合もあれば、家賃24ヶ月分必要な場合もあります。
また、基本的には返却されるお金ですが、返却の時期が、「解約の半年後」「次のテナントが決まるまで」など様々なので、契約前にしっかりと確認してください!
契約書面に記された額が退去時に自動的に引かれる「償却」も確認しておかないと、数十万円も損をしてしまうこともあります。
 
いかがでしたでしょうか?
このように、開業する際に必要な物件取得費用において大きな額を占める保証金は、事前にしっかりと確認してください。
 
では次回は、家賃についてお話しますね。