「鍼灸院の開業をしたいと思っているが、融資ってどうしたら良いのだろう。」
「融資を受ける上でのポイントがあれば知りたいな。」
このように、鍼灸院を開業する際にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
鍼灸師は医療分野でも数少ない独立開業権が認められています。
そのため、開業を考えている人も多いでしょう。
その際、まとまったお金が必要になってくるため、開業にとってお金が準備できるのかはとても重要な問題だといえます。
お金の問題を解決するためには、融資を受けるという方法があります。
しかし、融資を受けるには難しいイメージをお持ちの方もいらっしゃるようです。
そこで今回、開業のためのお金はどうしようとお悩みの方に、融資を受けるポイントについて紹介します。

□融資を受けるための基本知識

融資とは国や金融機関からお金を借りることです。
その際、お金を借りるということは、必ずお金を貸す側から審査があることを忘れてはなりません。
融資を受けたら返済義務も生じますので、借りる際はしっかりと返す計画を立てて返す準備をしておきましょう。
また、融資を受ける上で、やらなければならないことがあります。
以下見ていきましょう。

 

*借りる額を決める

まず、いくら借りるのかを明確にすることです。
開業する際に必要な資金は、備品だけではありません。
その他にも宣伝をするための、初期宣伝費用、テナントからの内装費用もかかってきます。
一般的に、鍼灸院で開業する場合はだいたい300万円から500万円が必要とされています。
しかし、テナントの広さや場所によっては、もっと安かったり高くなったりすることもあるため注意しましょう。
一度ご自身でイメージして計算してみてください。

 

*借りる機関を決める

次にやらなければならないことは、どこから借りるのかを決めることです。
銀行や、日本政策金融公庫など、融資してくれる機関は結構あります。
しかし、機関によって申請に関する条件が異なる場合もあります。
そのため、あらかじめ確認しておくことが重要でしょう。

 

*借りるための資料を作成し、申請する

最後にやらなければならないことは、借りるための資料の作成です。
具体的には以下の書類を提出しなければなりません。
・借入申込書
・創業計画書
・通帳コピー
・履歴事項全部証明書
・見積書(設備投資がある場合)
・不動産の賃貸借契約書
・資金繰り表
・許認可証(許認可が必要な場合)
・運転免許証コピー
・印鑑証明書(法人のもの)
・水道光熱費の支払資料(通帳コピーでわかるなら割愛されることが多い)
・関連会社の決算書
・知事の推薦書(生活衛生関係の事業、500万円超の融資)
このように資料が多いため、窓口で確認することをおすすめします。
資料自体は、サイトからダウンロードできますのでご安心ください。
資料を提出したら面談の通知がありますので注意が必要です。

 

□融資を受ける際のポイント

融資を受ける際のポイントにはいくつかのポイントがあります。
特に重要なポイントとしてあげられるのは、「自己資金」「自身の経験」「計画」です。
以下、詳しく見ていきましょう。

 

*自己資金

融資を受ける際に重要なポイント1つ目は、「自己資金」です。
自己資本とは、ご自身もしくは家族として資産をどの程度持っていて、事業を行う場合に余力がどの程度あるのかを、示すための指標です。
自己資金が全くないのにもかかわらず、開業しようとしている方は返済能力があるのかという点で信用できません。
具体的にどのくらいの自己資金が必要なのかは、開業してから、軌道に乗るまでの間に全く収入がない状態でも、生活と返済がしっかりできる程度が望ましいと言われています。
そのため最低でも、3か月分の自己資金は用意しておきましょう。
だいたい平均300万円くらいとされています。

 

*ご自身の経験

融資を受ける際に重要なポイント2つ目は、「自身の経験」です。
これから開業するとなると、まだ始まっていない事業に融資の判断をしなければなりません。
そのため、開業する方がどんな経験があるのかという点は、1つの判断基準となります。
具体的には、どんな資格を保有しているのか、どういった業務をしていたのかをアピールしましょう。
資格証があれば、ご自身の経験の証明になるので、準備しておくことをおすすめします。

 

*計画

融資を受ける際に重要なポイント3つ目は、「計画」です。
創業計画書とは、どういった商品やサービスで事業を展開するのかを書いた計画書のことです。
主に、事業、資金、収支の計画書が必要でしょう。
特に収支計画書では、収支の計画はしっかりと練られているか、資金の計画は現実的であるかが重要でしょう。
具体的には以下、8項目を記入しなければなりません。
・動機
・経営者の経歴等
・取扱商品・サービス
・取引先・取引関係等
・従業員
・借入の状況
・必要な資金と調達方法
・事業の見通し
開業の動機が不十分ではないか、開業者の経歴の確認、施術やサービスの内容、強みを確認されます。
また、資金計画と収支計画が十分に練られ、安心して融資できるかをチェックされます。
このように創業計画書を作ることは、時間もかかります。
しかし、しっかりとした経営計画が立てられていないと、開業しても成功することは難しいでしょう。
そのため、専門家と一緒に事業計画を作成することをおすすめします。
融資を受ける際には、面談があります。
その際に、事業計画の数字の根拠を求められるでしょう。
今までその業種での一定以上の勤務経験があれば、経験から顧客単価、顧客ターゲットなどを設定します。
そして、どのような集客が効果的でどのくらいの頻度で訪れるかということも言えると思います。
今までの経験から算出した数字は、十分な根拠となるでしょう。
また、店舗系の業種は、どうやって新規顧客を獲得するのかというところがポイントになります。
店舗系での創業を考えている方はより具体的な集客方法を考え、その計画に実現可能性があるかどうかを説明できるようにしましょう。
実際には、顧客リストを作ったり、雑誌などのメディアに掲載された記事を提示したりしている方もいらっしゃいます。
顧客リストは売上の見通しにもつながりますし、メディアに取り上げられるお店に在籍していたことはプラスとして評価されます。

□まとめ

今回、開業をする際に知っておきたい融資を受けるポイントについて紹介しました。
開業するには、まとまった資金が必要です。
しかし、莫大な資金のため、なかなか用意できない方が多いでしょう。
そういった時には、融資を受けることをおすすめします。
融資を受けるということは、ご自身が描くビジネスの成功ビジョンを具体的に提示する必要があります。
そのため、自己資本だけでなく、自身の計画性も融資を受ける上では重要な項目の1つです。
また、客観的にご自身の議場を見直すきっかけになりますので一度作成しても良いでしょう。
しかし、提出書類が多いのが事実です。
もしも、ご自身で作成するのが難しいと感じた場合は、相談してみても良いでしょう。
当社では、鍼灸用品を中心に扱っているため、開業を目指す先生のサポートを行っております。
商品の提供だけでなく、一緒にプランを考えるスタイルを採用しているため、初めての方にもご安心していただけます。
鍼灸院の開業をスタートさせましょう。
開業に不安を抱えている方は、お気軽に当社へお問い合わせください。

 

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