「鍼灸院を開業するつもりでいるが、お灸の治療の効果についてはどう説明したらいいのだろうか。」
「鍼灸院で実際に行われているお灸の治療について知りたいな。」
「お灸の治療効果について詳しく知りたい。」

鍼灸院の治療で用いられる、お灸の効果について気になっている方はいらっしゃいませんか?
鍼灸院を開業する際に、具体的な治療効果についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
最近では鍼灸師が増え、お灸の治療ができるところが増えてきました。
開業となると治療内容を決めることも重要な項目のひとつであるため、どんな治療をしたら良いのかあらかじめ知っておきたいですよね。
また、お灸の効果について詳しく知っておくことで、患者さんへの説明もしやすくなるでしょう。
そこで今回は、鍼灸院で行うお灸治療の効果についてご紹介します。
お灸の知識を学び、伝えることで、患者さんにお灸の効果を最大限に実感してもらいましょう。

□鍼灸院で行う治療はどんなもの?

鍼灸師は、「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を器具を用いて、患者さんのツボを刺激する治療を行います。
顔や体に針を刺す、体の上に盛られた粉から煙が出ている、などの映像を見たことはありませんか?
これらが「はり」と「きゅう」です。

鍼灸師は、こうした器具を用いて患者さんの自然治癒力を高める治療を行います。
鍼灸師の資格には、「はり師」と「きゅう師」の2つがあるので、2つの試験を受ける必要があります。
しかし、どちらか1つの資格だけあれば治療は可能なので、必ず2つとも取得する必要があるわけではありません。
今回は「きゅう師」が行う治療についてご紹介します。

 

□鍼灸院で使われるお灸って何?

*お灸とは

お灸の治療には「もぐさ」というものが活用されます。
もぐさは、お灸の原料として使用されるよもぎの葉の一部です。
よもぎは昔から万能薬として使われていて、この治療方法も今から2000年以上前に古代中国の北部地方で発祥したとされています。
よもぎには健胃、利尿、解熱、止血などの薬効成分が含まれていて、香りにもリラックス効果があります。
もぐさは、乾燥させたよもぎの葉の絨毛を精製したものです。
このもぐさを皮膚の上に直接、または間接材を噛ませておき、それを燃やすことによって熱刺激を加えて免疫力の向上や代謝の改善などを目指すのがお灸の治療方法です。

*お灸の歴史

お灸の歴史は長く、中国伝統医学の言い伝えでは、今から2000年以上前に古代中国の北部地方で発祥したと言われています。
また、それより前の古代インドやチベットが起源であるという説もあります。
この頃には、ほぼ現在のお灸の形が完成していたそうです。
このことから、お灸は長い歴史を持った治療方法であることがわかりますよね。
お灸が日本に伝わったのは6世紀頃で、仏教の伝来と一緒に伝わったとされています。
弘法大師の空海が中国(唐)から持ち帰ったという説もあり、民間療法として広く普及しました。
江戸時代には「弘法の灸」と言われるくらい、お灸が各地で人気であったと言われています。

*お灸の治療はどのように行われるの?

お灸の治療では、はじめに問診や触診を行います。
これは、体の不調がある部分を見つけ出し、治療の方針を立てるためのものです。
触診では「六部定位診」と「人迎気口診」という方法を用いて、両手首にある動脈の拍動を確認します。
脈の速さはもちろん、脈の流れ方や強さ、位置などを調べます。
脈診の結果から、お腹や背中にある経穴を選び、温かいお灸をします。
お灸の治療が終わったら、脈診やその他の所見から、治療効果をチェックして終了です。

□お灸にはどのような効果があるの?

*冷え性の改善

女性の方は、冷え性に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
冬の寒い時期には、特に手先が冷えますよね。
女性は男性と比較して皮下脂肪が多いので、冷え性を発症する確率が高いです。
また、現代人が悩みがちな運動不足やストレスによって症状が更に悪化します。
お灸の治療では、筋肉の硬直や血管の収縮が原因で発生した体温低下に対し、温熱刺激を与えます。
それによって血液の流れを整え、全身に滞った血液をもとに戻します。
血流の改善・促進が起こることによって、疲労物質の回収、酵素・栄養分の補給が行われるので、お灸は冷え性の予防にもなるでしょう。

*生理痛や生理不順、更年期症状を解決

お灸の治療では、生理痛や生理不順、更年期症状など女性特有の悩みの解決をサポートします。
お灸を利用して体の芯から温めることでホルモンバランスの調整や免疫力の向上を目指します。
不調の改善だけでなく、病気になりにくい身体づくりにも効果的です。
お灸の治療には身体を温めて内臓の働きを助ける効果があり、結果的に体質改善を図れるのです。
また、不妊治療に効果がある療法として鍼灸が取り入れられることもあります。

*リラックス効果がある

もぐさに含まれるシネオールという成分には、鎮静の効果があります。
これがお灸として使用され体内にしみこんでいくことで、リラックス効果が得られるでしょう。
静作用によって痛みを和らげる効果も期待できます。
また、もぐさを燃やしたときの独特な香りも、シオネールによるものです。
この成分はローズマリーやローリエなどの葉にも含まれており、さわやかですっきりとした芳香を持つためリラックス効果も期待できます。
お灸の効果を高めるためには、煙も大切な要素であることがわかりますね。

*免疫力が上がる

お灸では、体に温熱刺激を与えることで、筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。
そうすると、細胞の活性化によって免疫作用が上昇します。
また、リンパの流れも改善されることでむくみの解消にも効果が期待できます。

*色々な症状に効果的

人間の体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの通路が、全身の隅々までめぐっていると言われています。
東洋医学でのエネルギーの定義は、人間の生命活動に必要な「気・血・水」のことです。
これらが不足したり、その流れが滞ったりすると体が不調をきたすと考えられています。
この経絡の上にあって、「気・血・水」が弱ったときに反応が出る箇所が「経穴(けいけつ)」で、簡単に言うと「ツボ」のことです。
ツボには場所によって異なる作用があるので、それを刺激することによって、冷え症・肩こり・腰痛・目の疲れ・むくみ・ストレス・不眠などといった体の部位によって異なる色々な症状の改善が期待できるでしょう。

□まとめ

今回は、鍼灸院で行うお灸治療の効果についてご紹介しました。
鍼灸院での使用されるお灸の知識と効果を知っていただけましたでしょうか。
効果の因果関係やメカニズムには、未だに解明されていない部分も多いです。
しかし、副作用が少なく、病気になりにくい身体を作れる治療法として注目を集めています。
鍼灸院の治療では、患者さんにお灸の効果を最大限に実感してもらいたいですよね。
今回の記事を参考に、お灸を鍼灸院での治療に役立ててみてください。
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