「補瀉(ほしゃ)」とは

小児鍼の商品や治療道具の説明の中で「補瀉両用」だとか、「補法(ほほう)」、「瀉法(しゃほう)」という言葉が出てくることがあります。
東洋医学、鍼灸施術においてこの「補瀉」という考え方は施術の基礎です。

補法(ほほう)……足りない部分を補うこと。

川で例えると、水量が少なくなっていたり、勢いがなかったり、元気がない弱っているような状態のことを【虚(きょ)】と呼びます。虚(きょ)の状態には元気になるよう補うための補法を使用します。

瀉法(しゃほう)……悪い部分を取り除くこと。

川で例えると、川上にゴミや岩などが溜まってしまって水の流れを塞いでいるような状態のことを実(じつ)と呼びます。この実(じつ)の状態のときには、原因(=邪/じゃ)を取り除いてあげるために補瀉(しゃほう)を行います。
代表的な瀉法は「散鍼」と呼ばれる施術方法で、鍼を細かく浅く皮膚に触れて刺激します。

「幼きには瀉を用い、老いたるには補を用いる、常の道なり」
『打鍼当流別伝』より

つまり、補法には優しい刺激のものを、瀉法には強い刺激が与えられるもの、といった風に考えてみると商品を探しやすいかもしれません。

商品ページにはそれぞれ補瀉どちらに使用できるのか記載があるので、ぜひご参考にしてみてください。

小児鍼については詳しくこちらのページで解説しています。

【接触鍼】とその道具(集毛鍼、錐鍼、単入鍼)
【摩擦鍼】とその道具(掻鍼、輪鍼、長刀鍼)