整体ベッドにはいろいろな種類がありますが、使わないときにはしまっておける、持ち運びに便利な折りたたみタイプもあります。施術所を開業している人の中には、折りたたみベッドの購入を検討している方もいると思います。

そこで今回は、整体ベッドを折りたたみタイプにするメリットとデメリットについて徹底検証し、どんな人におすすめなのかを紹介します。

整体ベッドを折りたたみタイプにするメリット

整体ベッド おりたたみ メリットまず、整体ベッドを折りたたみタイプにするメリットを紹介します。

持ち運びが便利

折りたたたみタイプの整体ベッドはコンパクトに畳めるので、持ち運ぶのに便利です。そのため出張整体をする場合、折りたたみの整体ベッドが便利です。

一般的な折りたたみベッドには専用のケースが付いているため、肩から提げて持ち運べますし、車の荷台に積んで運ぶことも可能です。重量も10kgそこそこのベッドが多いため、小柄な女性でも十分に持ち運びできます。

スペースを有効活用できる

整体師さんの中には、マンションの一室で施術をおこなっている人もいると思います。その場合、大きなベッドを部屋に置くと、整体以外の施術やストレッチがしづらくなります。

特にスポーツトレーナーや作業療法士の資格を持っている整体師の場合、スペースの都合でストレッチの指導や運動療法をおこなえないのはとても勿体ないです。

折りたたみタイプの整体ベッドであれば、使わないときにしまっておけるため、スペースを有効活用できます。空いたスペースを利用して、患者さんに整体の施術プラスアルファの価値を提供できます。

部屋を掃除しやすい

折りたたみタイプの整体ベッドはコンパクトに畳んで収納できるため、部屋を掃除しやすいのも魅力です。

また、こまめにベッドを畳んで片づけておけば、ベッド自体にもホコリがたまりにくくなります。

高さを変えられるものもある

折りたたみタイプの整体ベッドの中には、ベッドの高さを変えられるものもあります。そのため、どんな身長の人でも無理のない姿勢で施術できます。

また、患者さんの体型に合わせて整体ベッドの高さを変えれば、効果的に押圧(おうあつ)刺激を加えることが可能です。この点は、一般的な据え置きタイプの整体ベッドにはないメリットと言えるでしょう。

自宅でも練習できる

折りたたみタイプの整体ベッドは持ち運びが便利なので、施術所から持ち帰り、自宅で施術の練習をするのにも便利です。

また、施術所には据え置きタイプの整体ベッドを置いておき、自宅で折りたたみの整体ベッドを利用するという手もあります。

整体の技術は日々進歩しており、いつまでも同じ施術をしていると時代に取り残されますし、患者さんにも飽きられます。常に技術を研鑽するために、折りたたみタイプの整体ベッドで練習に励みましょう。

セカンドベッドとして使える

施術所を営んでいる場合、スタッフを雇うこともあるでしょう。そんなときに折りたたみタイプの整体ベッドがあれば、セカンドベッドとして使えます。

折りたたみタイプの整体ベッドでスタッフにボディケアをしてもらい、最後の仕上げは据え置きタイプの整体ベッドで施術師がおこなえば、たくさんの患者さんにサービスを受けていただけます。

安い

据え置きタイプの整体ベッドに比べると、折りたたみの整体ベッドは価格が安くなります。そのため、入門用に購入したり、セカンドベッドとして購入したりするのにおすすめです。

整体ベッドを折りたたみタイプにするデメリット

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次に、整体ベッドを折りたたみタイプにするデメリットを紹介します。

寝心地に劣る

折りたたみタイプの整体ベッドは、据え置き型の整体ベッドとくらべると、どうしても寝心地の点で劣ります。なぜなら、畳んで持ち運べるようになっているため、クッション性に欠けるからです。

短時間の施術であれば患者さんもそれほど苦になりませんが、長時間の施術になると、患者さんへの負担が増します。リラクゼーション系の施術をメインとするのであれば、折りたたみタイプのベッドは不向きだと言えるでしょう。

安定性に欠ける

折りたたみタイプの整体ベッドも以前に比べて頑丈になってきてはいますが、それでも据え置きタイプの整体ベッドに比べると、安定性に欠けることは否定できません。

折りたたみタイプの整体ベッドは、耐荷重という面では据え置きタイプにも劣りませんが、ベッド自体を軽量化しているため、やはり安定性に不安が残ります。

特に大柄な患者さんに矯正を加えるときなど、姿勢によってはベッドが傾いてしまう可能性があります。矯正をメインとして施術をおこなうのであれば、やはり据え置きタイプのベッドがよいでしょう。

矯正がしづらい

施術師さんの中には骨盤矯正をメインでおこなっている方もいるでしょう。ただ骨盤をグッと押し込むような矯正をする場合、折りたたみタイプの整体ベッドだと患者さんが滑ってしまいます。そのため、効率よく骨盤矯正できない恐れがあります。

また、整体でよくおこなわれるランバーロールという腰椎の矯正をする時に、折りたたみタイプのベッドは重量が軽いため、圧を効果的に腰椎に加えられません。

折りたたみタイプの整体ベッドはこんな人におすすめ

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出張整体を検討している方

折りたたみタイプの整体ベッドはコンパクトに畳めるので、出張整体を検討している方におすすめです。

電車に乗って出張整体に行けるのはもちろんのこと、車に積んで出かけることも可能です。出張整体を専門にすれば、施術所を開業する費用も抑えることもできます。

安く購入したい方

折りたたみタイプの整体ベッドの中には、10,000円以下購入できるものもあります。そのため、整体ベッドにあまりお金をかけられない人におすすめです。

また、セカンドベッドとして使いたい人や、整体の学校で習ったことを自宅で復習したい人にも、折りたたみタイプのベッドはおすすめです。

マンションの一室で開業したい方

整体院を開業する人の中には、マンションの一室で施術をおこなうケースもあるでしょう。そのような場合、スペースの面でやや難点があるため、折りたたみタイプの整体ベッドにすると便利です。

スタッフを増やしたい方

自分1人で施術所を開業した方の中には、施術所を拡大したいと考える方もいるでしょう。その場合、スタッフを雇って育成することになるのですが、いきなり据え置きタイプの整体ベッドをもう1台購入するのは避けた方が良いでしょう。

そこで、スタッフが順調に成長して店舗を拡大するという段階になったら、改めて据え置きタイプの整体ベッドをもう1台購入すると良いでしょう。

自宅でも練習したい人

整体を始めたばかりの人であっても、ある程度のキャリアを積んでいる人であっても、施術の練習は欠かせません。そこで自宅でも練習するのですが、折りたたみタイプの整体ベッドがあると大変便利です。

布団や床でも練習することは可能ですが、やはり実際の施術時の姿勢で練習した方が、施術効果を実感しやすいです。また、ベッドで練習した方が施術師の身体にかかる負担も減らせます。

ストレッチなどを指導したい人

整体の施術をおこなっている人の中には、スポーツトレーナーの資格を持っている人や、作業療法士・理学療法士の資格を持っている人もいるでしょう。ただ施術スペースがあまりにも狭いと、十分にストレッチや運動療法を指導できません

そんなときに折りたたみタイプの整体ベッドが便利です。施術後に畳んで部屋の端に置いておけば、十分にストレッチできるスペースが生まれます。

折りたたみタイプの整体ベッドで施術の幅を広げよう

・折りたたみタイプの整体ベッドはコンパクトに畳めるので持ち運びに便利
・折りたたみタイプの整体ベッドで出張整体専門にすれば開業費用を抑えられる
・持ち買って自宅で練習できるので整体の初心者にもエキスパートにもおすすめ
・折りたためばスペースを確保できるのでストレッチを指導するのにも便利

折りたたみタイプの整体ベッドは出張整体をおこなう人だけでなく、施術所を営んでいる人や整体の初心者、エキスパートなど幅広い層におすすめです。

使わないときは畳んでおくことで、施術所のスペースを有効に活用することが可能です。また、施術所の掃除がしやすいですし、ベッド自体のホコリがたまりにくいというメリットもあります。

スポーツトレーナーや理学療法士の人であれば、整体の施術プラスアルファの価値を患者さんに提供できます。折りたたみタイプの整体ベッドで施術の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

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