前回まで、鍼灸院を開業する上での初期投資にかかわる費用は様々で、しっかりと下調べしてから店舗を借りる、
広告を利用する、ということが大切だとお話させていただきました。
 
これで開業の準備は整いましたが、これだけでは事業を継続していくことはできません。
いざお店を開き、初日から繁盛し、絶対に利益がバンバン出る!という保証があれば初期費用だけでも足りるかもしれませんが、ほとんどの場合がそうではありませんよね。
最初はお客さんがなかなかいらっしゃらなくて、利益が出ずに赤字続き。
いつのまにかお金が無くなって事業が継続できなくなっていた。
せっかく苦労してお店を開かれたのに、それでは困りますよね。
 
そこで、開業費用に続いて大事になってくるのが「運転資金」です。
消耗品の補充費人件費事務用品費家賃水道光熱費通信費などなど、
日常の事業のために必要となってくる費用のことです。
じゃあいくら必要なのか?
答えは、お店による、としか言いようがありません。
 
例えば、経営者一人のお店ですと、人件費はかからず、お店の規模もそこまで大きくないでしょうから、少額で済むでしょう。
しかし、人を多く雇えば人件費がかかりますし、開業資金の借入の返済額や店舗の家賃の額や業者に委託している宣伝広告によっては、
さらに費用が増えていきます。
 
いかがでしたでしょうか?
このように、運転資金は事業計画の際に開業資金と併せて、あらかじめ予測し把握しておかなければならないということです。
事業を無事継続できるように、しっかりと計画を立ててみてくださいね。